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2013

スリランカ海外ボランティア失敗談

CATEGORYスリランカ
ここしばらくずっとスリランカに居て、その辺の話題を書いてきたわけですが、先日その仕事も終わり・・・というか断念して、10ヶ月目にして日本に帰国しました(--;
なんでスリランカなんぞに行っていたかというと、某官営ボランティア(生活費といくばくかの手当は支給される)としてスリランカに派遣されていたのですね。
が、結局ぜんぜんそれらしい仕事も出来ず、このまま続けても勉強にもならないし改善の見込みもないだろうってことで、2年間の任期を短縮して帰国したわけです。

上手くいった人の話はネット上に限らずいっぱい溢れているので、まあせっかくなので、失敗談・・・というか愚痴でも書いとこうかと思います。。。


まずこの10か月の成果は↓こんな感じ。

何の成果も得られませんでした

はいきっぱり言いますが、正直ボランティアとしては成果0でした。
・・・一応、少しはサーバーのセットアップとかをしてるものの、やるべき仕事は「俺がセットアップすること」ではなく「セットアップの仕方を教えること」や「そのシステムを使うべき理由を教えること」なんで、それじゃ意味ないのですよねー。
手順書は置いてきたものの、たぶん、サーバーが壊れたらお仕舞いでしょう。いや後述するように自分らでもセットアップできるんだけど、必要性が伝わってないのでやらないでしょう。


んで、なんでこんな事態になってしまったのかというのを、以下ちょっとまとめてみようかなと。

まず結論から言うと・・・言い訳っぽいけど、どう考えても人事が俺のスキルと配属先の状況とか語学訓練とかのマッチングをミスってるかと(汗
↓が自分が出来ると想定していた環境(面接とかで多少は伝えていた)と実際の状況。なんだけれど・・・

想定実際
小さな国や田舎のオフィス・学校
(そういうとこは、詳しい人も居ないと思われるので。語学が出来なくても分野が違っても戦力になれるはず!)
それなりに大きなスリランカという国の首都で省庁
(PCサポートチーム完備。同僚は全員ベテランNWエンジニア。)
自分の経験が活かせる分野
(プログラミングとか開発のことなら、語学があれでも教えられそう。)
日本で経験していない分野
(NWエンジニアにNWの事を教えてください。みんな基礎的な知識はあるので、日本での経験を生かして。)
英語訓練で英語の活動
(語学は苦手だが、最近英語ちょっとマシになってきたし、今訓練受ければやっていけそうな気がする!)
シンハラ語訓練で英語の活動
(かつ、英語でもシンハラ語でもいいから、NWに関する専門的な話題が出来ること。)

⊂⌒~⊃。Д。)⊃ はい、見て判る通り全部逆です。どうしろとorz

つーか、何で英語出来ねーと何度も強調して悲惨なTOEICまで出したのに、トレーニングも無しで英語要るとこに送り込むかな・・・これが最後まで終始ネックとなった、リカバリーを阻む致命傷でした。
うん、いや同じスリランカでも、田舎の学校やオフィスに派遣なら判るんだけど・・・首都のど真ん中、なんでこれまで英語訓練者が送り込まれてたとこに、シンハラ語訓練で送り込んだのか意味分からんわ。
しかも接する相手はみんなコンピュータエンジニアって事前に把握していたっぽいのに。スリランカでは、コンピュータの高度な授業は基本英語で行われる模様。なので周りからしたら、当然あなたも英語は出来るよね?という認識になる。

短期間のシンハラ語訓練では・・・というかそもそもシンハラ語ではコンピュータの難しい話なんてやりようが無いし、かといって何の訓練も受けていない英語ではそれを補うことも出来ず・・・そして、語学力の要らないような簡単な作業は全て自分たちでこなせているというおまけ付き。かくして早々に言葉も喋れないし何も出来ない人という窓際扱いになりましたorz
(そもそも、予定していた仕事自体キャンセルになっていたので、特にボランティアの需要もなかった。)

また、NWについても先日資格取ったりと人並み以上に詳しいものの、それはあくまで開発側の観点から学んだもので、運用や構築の業務経験があるわけではない。普通の人にだったら教えられるけど、専門家相手に語学も駄目な状況で教えられるかというと・・・?
っていうか、何で他のPCボランティア全員学校なのに、俺だけ官庁なんや!学生にならまだ教えられたのに(涙


・・・個人的にはこれだけでもだいぶ酷いケースじゃね?とは思うんですが、とはいえスキルのミスマッチも語学が出来ないのも、割と良くある事例だそうで(それ良くあるってそもそも体制としておかしくね!疑問に思おうよ!)。
そういう人は、オフィスの外で別の活動をしたりと、他に活路を探すそうです。が、自分のとこは、こういったリカバリーするための道も、だいたい全部塞がれていましたorz

代替案現実
途上国なら時間はいっぱいある。オフィス外で別の活動をすればいい。
(普通は仕事が無ければ適当に帰ってよかったり、学校なんかは1月近く休暇になることも。)
中央官庁なので暦通り、仕事が無くてもオフィスに居ることが強要される。
(日本の残業時代と比べれば定時帰宅でも十分早いが・・・。)
ボランティアなんだから出来なくても誰も気にしてない。気楽にやればいい。上司からは日々、日本から来た「専門家」なんだからビシバシ仕事こなしてよ、というプレッシャー。
(周りはそうでもないが。語学が出来ないのでなおさらそう感じていただけかも知れないが・・・。)
仕事にこだわらず、現地の人と交流できればよい。ビジネスライクな職場、語学も出来ないままで話せない。
(そもそも、田舎ならまだしも、都会ではそんな人付き合いもないし、日本人だからといって珍しがられることもない。)
配属先を変えてもらおう。試みたが、省の縄張りがあるので難しいらしい。
(上述のように、PCボランティアの中で自分だけ配属が違った。)
もういっそ開き直って2年間遊べば?仕事が出来てないので休暇も許可してもらえない(TT
(そりゃまあ当然だが。)

そう、普通は同じ状況でも「途上国だから何とかなる」のですよねー。仕事が無かったら代わりに空き時間がいっぱいあるのでいくらでも代替が効く、自分で何でも出来る・・・のですが、自分の配属先は周りの人から聞くスリランカの職場とは全く異なる、途上国っぽくないオフィスだったのです(--;

とはいえ、うまく交渉すれば他に活路を探すことが出来たのかもしれないが・・・交渉する語学力がない、今の仕事(オフィスでサーバーの調査・設定とか、英文マニュアルの作成とか)を続けていても会話力を伸ばしようがない、というところで、やっぱり行き詰りました。英語に悪戦苦闘しつつメールを書きながら、シンハラ語の会話にも参加して伸ばすような才能はないのですよ('A`) あったら自分で海外行っとるがな。
そもそも、学校とかならともかく、霞ヶ関みたいなとこで何か自分のやりたい事を、とか言われても・・・子供たちに日本文化を教えたい、とかはあっても、省庁でしたいことなんて別に無いって(汗

結局、そんなこんなのうちに心身ともに疲れ果て、体調もどんどん悪くなり、失意のままの帰国となりましたorz


以上、失敗の理由とか状況とかはこんな感じで。最後に、後から考えると、何か所かあそこでこうしておけば状況を打開できたかも?っていう個所があったような気もするので、それについて反省。
  1. 事前に短期でも英会話学校に行っておくべきだった。
  2. 体力・気力のある早い時期に異動を訴えておくべきだった。
一つ目。ボランティアの採用通知には、きっちりと「英語:B(要TOEIC 640点~730点)」の記載があったので(いやそんなとこに455点のやつ送んなよ)、派遣前の時間があるうちに自分で英会話学校なりに行っておくべきだった。
仮に短期(たとえば2週間とか)でも語学留学してれば、最低限の語彙を確保でき、英語への恐怖感も減って、かなり違ったと思われる。
(現地では、何も話せない→上達させようがない、のループに陥ったため。)

まあ当時は、シンハラ語訓練ってあるけど英語もフォローあるの?それとも自分が採用されたってことは実際には英語要らないの?とか思ってたんだけど・・・。
(正解は、英語も必要だけど何のフォローも無い、だった(TT)
かつ、海外旅行の経験も無い状態では、いけたとしても近場の英会話学校が関の山だとは思うが、ここの時間を有効に使ってればあるいは、とは思う。

または、語学訓練の言語は意外と変更になる事例があるようなので、訓練前に状況を強く訴えていたら、シンハラ語訓練ではなく英語訓練で、という話になったかもしれない。
とはいえ、派遣前はちょくちょくなんかあったら派遣取消だよーということが強調されるので、自分から出来ないので変えてくれは現実的に言い出せないだろう。。。

二つ目。自分の場合、ここでは駄目っぽい、というのは配属一ヶ月で判った(それどころか、採用通知見た瞬間から嫌な予感があったが(--;)ので、その時点・・・はさすがに早すぎても、3ヶ月目あたりには異動の交渉を始めるべきだった。
「最初の何ヶ月かは様子見だよ」「最初は誰でも出来ないよ」「半年もすれば語学も慣れてくるよ」という冊子の成功者談を信じたのが仇となり、自分が交渉を開始したのは6ヶ月が過ぎてから。半年たっても一向に語学は上達していませんでした(元々語学が苦手なのもあるが、先輩も「あそこは語学が上達しませんよ」とか言ってたりしたのでたぶん環境も悪い)。

上にもあるように、異動は難しいということで話はスムーズに進まず、とりあえず違う仕事案が提示されるも時すでに遅く、その頃には体調もメンタルもすっかり駄目になっており、新しい仕事に入ることもなく、そのまま帰国となりましたorz
田舎の方はぜんぜんPC詳しい人いないとか聞くので、まだまだ元気なうちに、そういう場所に移れてればまた違った展開もあったと思われる。


以上、失敗談でした。
というわけで、残念ながら自分の「何か人の役に立つ面白そうな仕事がしたい」という夢は全く果たせないまま、無残に絶たれてしまいました。
まあせめて海外生活の勉強にはなったので、その経験だけでもなんかの役に立てよう・・・他所で必要な、肝心の英語の勉強にはなってないのだけど(><
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Tag: スリランカ

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